フランスのおすすめの街!
パリ
いつしも世界中の人を魅了するパリ。
『モナ・リザ』や『ミロのヴィーナス』で有名なルーヴル美術館、モネやルノワールなどの印象派の美術があるオルセー美術館や、現代アートを取り扱うポンピドゥー・センターまで、パリには数多くの美術館が点在しており、市民の中に自然とアートが染み込んでいます。
パリの象徴であり、革新と進化のシンボルでもあるエッフェル塔は観光客にも大人気。最上階ではパリの市街をパノラマで見渡すことができ、パリのお土産屋さんにはエッフェル塔デザインのオブジェや雑貨が数えきれないほど販売されています。
華やかなシャンゼリゼ通りには、マダムに人気のブティックやショールーム、カフェが並び、歩くだけでとてもエレガントな気持ちにさせてくれます。
モンマルトルは映画「アメリ」の舞台となったことで有名ですね。サクレクール寺院があり、画家のゴッホやピカソを始め、昔から多くの芸術家が集う場所です。この近くの広場では、ストリートアーティストが似顔絵を描き、気軽にアートを楽しめます。かつての文化人の気分に浸りながら、カフェテラスでのんびりお茶をするだけでも有意義なひと時を楽しめますよ。
シテ島にはノートルダム大聖堂やサント・シャペルがあったり、カルチェ・ラタンは、ソルボンヌ大学などがある学生街となっています。また、サンジェルマン・デ・プレ界隈は、かつての芸術家達が集ったレ・ドゥー・マゴ、カフェ・ド・フロールなどのカフェがある地区で、ショッピングも楽しめます。
オルセー美術館、ルーブル美術館、ノートルダム大聖堂やパリ市庁舎、エッフェル塔などの観光スポットを船で移動しながら見れるセーヌ川クルーズも楽しい思い出になるのでおすすめです。哀愁漂う夕暮れ時のセーヌ川は、映画のワンシーンのようにとびきりの美しさ。
古くからの歴史や芸術を、街全体で味わうことができるパリ。その一方で、食文化も発達しており、ミシュラン星付きの高級店や、美味しそうなスイーツが並ぶパティスリーも数多く立ち並び、見ているだけでも心躍ります。
街を歩くたびに、毎回多くの発見がある、とても魅力的なところなのです。
プロヴァンス
プロヴァンスは南フランスの南東部にあり、東側はイタリア、西はローヌ川まで、そして 南は地中海に面しています。ここには豊かな自然があり、葡萄畑やオリーブ畑、ラベンダー畑などが多く見られます。 山脈、渓谷などの風景や、多くの遺跡や歴史的建造物もあり、コートダジュールの海岸沿 いには、ニースやカンヌ、サントロペなど、リゾート地で有名で、夏のバカンスには多く の人が賑わいます。
地中海に面したマルセイユは温暖で過ごしやすく、古くから貿易の中心地です。
厳選されたオリーブを用いて古くから伝統的な製法で作られるマルセイユ石鹸でも 有名なところですね。コート・ダジュールの地中海の温暖な気候にあるグラースは、香水で有名な街。 ジャスミンやラベンダーなど、多くの植物の栽培に適しているため、天然香料の産 地となっています。
その他、カトリックの文化と中世からの街並みが残るアヴィニョン、セザンヌの生 まれた地エクス・アン・プロヴァンス、ゴッホの作品にも出てくるアルルなど、数 多くの画家たちが南フランスを訪れました。
そして何と言ってもプロヴァンスは美味しい食材があることもご存じの方は多いと 思います。 フレッシュなオリーブオイルや、タプナードというオリーブでできたペースト、 ローズマリー、タイム、セージなどが入ったエルブドプロヴァンスと言われるハー ブミックス、魚の出汁から作るブイヤベースも人気の1つです。
ブルターニュ
ブルターニュ地方はフランス北西部の大西洋に面した地域。海や森などが豊富で力強い自然を感じることができる地方です。ケルトの文化など も残り、アーサー王物語(中世の騎士道物語)の舞台があることでも知られています。中心都市のレンヌは18世紀頃、司法の中心地として栄えたところで、多くの歴史的建造物、美術館や博物館があります。大学都市でもあり、学生が多くいて活気があります。また、パンドボワという木組みの家が並び、マルシェでは新鮮な魚介類や農産物がたくさん!
フィニステール県(フランス語で「最果ての地」という意味)の県庁所在地となっている カンペールは、大聖堂があり、陶器の街としても有名です。その地域の人物や自然などを モチーフに描かれたカンペール焼きは、お洒落でありながらもホッとするような素朴さも あり、多くの観光客にとても人気があります。カンカルというところでは、天候に恵まれれば海の上に世界遺産として有名なモン・サン・ミシェルが姿を現します。
ここでは牡蠣の養殖も盛んで、海沿いにはシーフードレストランが並び、新鮮で美味しい牡蠣を食すことができます。そしてブルターニュ地方の伝統的な名物と言えばシーフード料理の他、そば粉のガ レット、もちっとした食感が美味しいファーブルトン、クイニーアマン、シードル などがあります。
アルザス
ドイツ・スイスと国境を接するアルザス地方はドイツの文化が入り混じったメルヘ ンチックなところです。 中心都市であるストラスブールの旧市街は、ユネスコの世界遺産に登録されてお り、ゴシック様式の最高傑作であるノートルダム大聖堂の塔の上からは、その素晴 らしい街を一望することが出来ます。
クリスマスシーズンにはフランス最大のクリスマス・マーケットが開催され、スパイスの香り漂うホット・ワインを飲みながら本場のクリスマスを存分に堪能できまコルマールは、カラフルな木組みの民家が立ち並ぶとても可愛らしい街並みで、家々のバルコニーには花が飾られ、歩くだけでも楽しめます。アルザスを代表する絵本作家のアンシ(Hansi)の資料館があったり、ジブリ映画「ハウルの動く城」のモデルにもなったことでも知られています。
コルマール近くのアルザスワイン街道沿いには、高品質のワインがあり、歴史的な建造物も多く残っています。また、アルザス名物の食べ物と言えば、クグロフやシュークルート、プレッツェルなどが有名ですね。アルザスには、厳しい条件で選ばれる「フランスの最も美しい村」がいくつもあり、見どころがたくさんの地方です。運が良ければ、幸せを運ぶと言われているコウノトリにも出会えますよ。
ノルマンディー
エトルタの断崖で有名なノルマンディーは、フランス北西部の海に面したところにあります。英仏海峡(ラマンシュ海峡)を望む白い石灰岩の断崖は、画家のモネや、作家ヴィクトル・ユーゴーなどを虜にしました。
ジャンヌダルクの時代を思い起こさせる旧市街ルーアンは、ローマ時代からセーヌ川沿いに水運の貿易として栄えてきたところでもあります。大時計やジャンヌダルク博物館の他、ゴシック様式の宗教建築が多数あり、画家モネの作品のモチーフにもなったルーアンのノートルダム大聖堂も必見です。
英仏海峡沿岸には新鮮なホタテ貝や牡蠣、ニシンなどが味わえ、この地方で造られるカルヴァドスというりんごのお酒、シードルは格別です。
オンフルールは小さな街ですが、芸術家などが愛した風情あるところ。港近くには沢山のヨットが帆を休め、そのあたりで風景画を描く人を何人も見かけます。最古の木製の教会として15世紀に建てられたと言われるサント・カトリーヌ教会もあり、趣きを感じさせます。