あると便利なマルセイユ石けん

あると便利なマルセイユ石けん

マルセイユ石鹼はとても万能で、この石鹸1つでいろいろな使い方ができ、お肌が敏感な方、環境への関心が高い方、また、必要最低限の持ち物で生活をしているミニマリストの暮らしのお供としても、いちおしのアイテムです。

今回は、皆様一度は耳にしたことがある、マルセイユ石鹸について、ご紹介します。

マルセイユ石鹸とは?

マルセイユ石鹸とは、およそ300年ほど前の王族や貴族などの上流階級たちにも愛用された、主にオリーブオイルを原料とした石鹸です。
その歴史は遡ると1000年以上前のアレッポの石鹸(オリーブオイルとローレルオイルを熟成させて作る昔ながらのシリアの自然派石鹸)がマルセイユに到着したのが始まりとも言われています。

17世紀、フランス地中海沿岸のマルセイユ地方で、特産品のオリーブオイルを原料とした石けんが大量に製造されていました。その中で、動物の油脂を使用した粗悪品までも出回るようになり、当時の太陽王ルイ14世が1688年のコルベールの勅令の中で次のような取り決めを行いました。

①石鹸製造期間は、6月~8月以外であること
(気温の暑さにより、石鹸の密度が損なわれるため)
② 5月1日以前のオリーブは実が熟しきれていないので、その時期に製造する際には、前年に採れたものを原料に使用すること
③原料に使う油脂は、オリーブオイルのみとする
④製造地は、フランス・マルセイユ地方であること

当時、この勅令の違反者には石鹸を没収するなどの罰則を与えるほどのこだわりだったそうです。

現在作られるものは原料のオリーブオイルは100%ではなく72%と少し基準が緩くなっていますが、今でも無香料・無着色や防腐剤不使用など、出来る限り昔ながらの伝統的な製法で作られているものが残っています。

マルセイユ石鹼の使い方・メリット

さて、そんな厳しい基準で作られたこちらの石鹸ですが、実は身体だけではなく、様々な用途に使えます。
今回は、このマルセイユ石鹼の使い方・メリットをご紹介します。

①洗顔・全身に

オリーブオイルがたっぷり配合されたこちらの石鹸は、洗いあがり後もつっぱることがなく、オレイン酸という肌に潤いを与えてくれる成分により、しっとりと肌を落ち着かせてくれます。
洗浄力もしっかりありながら必要以上に皮脂を取りすぎることもなく、お肌をしっとりと保湿してくれるので、お風呂上りに慌てて化粧水を付けないといけない心配もありません。
合成界面活性剤の入っていない低刺激の無添加石鹸なので、敏感肌や、乾燥肌の人でも比較的安心して使える事でも知られています。(※全ての人に対応するというわけではないので、ご使用の際は自己判断にお任せします)
お肌が突っ張ったり、乾燥が気になる方は、化粧水を替える前に、こちらのマルセイユ石鹸を使ってみることをおすすめします。

②食器洗い・哺乳瓶洗いに

近年では合成界面活性剤の使用された、必要以上に泡立つ食器洗い洗浄剤がよく出回っていますが、食べ物を入れる食器の洗浄剤は、なるべく安全なものを使いたいですよね。
マルセイユ石鹼は、口に入れても安心と言われており、食器洗いとしても使えます。
赤ちゃんの使う哺乳瓶を洗う時でも安心です。

③おうちのお掃除に

洗浄力のあるマルセイユ石鹼はおうちのお掃除にも大活躍!
濡らした布巾にマルセイユ石鹼を付けてこすると、床や壁についた一部の油汚れなどを取ることができます。
仕上げとして、洗ったキレイな布や乾いた布で拭き取ります。

④木製やレザー製の家具のお手入れに

木製のテーブルや棚、また、レザーのソファに汚れが付いている時には、濡らした布巾にマルセイユ石鹼を付けてこすると、汚れの部分を取ることができます。
仕上げに、洗ったキレイな布や乾いた布で拭き取ります。
マルセイユ石鹼は、オリーブオイルの保湿効果もあるので、大事な家具のお手入れの際にも一役買ってくれます。汚れが取れて、さらに保湿もしてくれるなんて、一石二鳥の便利アイテム!
お肌だけではなく、家具にも使用できるのは嬉しいですね。

⑤洗濯に

マルセイユ石鹸は、もともと洗濯石鹸として作られていたので、もちろんお洋服などの布製品にも使うことができます。
お湯1リットルに、すりおろしたマルセイユ石鹼大さじ3~4杯を入れて、よく混ぜます。
ここに重曹を入れると消臭&漂白効果が期待できます。
香りをプラスしたいときは、お好みでラベンダーやレモンなどの精油を数滴入れるのもおすすめです。
果汁や油シミなどの場合は、衣類に直接塗りこんで洗うと、より効果的です。
また、スニーカーなどの靴を洗う時にも使えます。

⑥歯磨きに

マルセイユ石鹼は、先述の通り、口に入れても安心と言われており、歯磨き粉の代わりとしても使えます。
市販のものに比べて、香味は粘土のような香りになりますが、合成界面活性剤が入っておらず、無添加で優しいので、そういった意味では安全に使うことができます。
洗浄効果ですすぎ後はツルツルに。

⑦洗髪に

マルセイユ石鹼は洗髪もできるので、特に敏感肌の人におすすめです。
市販のものと比べて使用感は少しきしみがありますが、合成界面活性剤が入っておらず、無添加で優しいので、安全に使うことができます。
洗髪後は、リンス代わりとして洗面器にクエン酸1杯を入れたものですすぐときしみが落ち着きます。(髪質や頭皮の状態によっては合わない場合もあるので、反応を見ながら洗髪してください。)

⑧ウイルス対策として

あるサイトによると、合成界面活性剤の入っていない純石鹸で手を洗うと、インフルエンザのウイルスの減少にとても効果的ということが判明したそうです。
マルセイユ石鹼は合成界面活性剤の入っていない無添加石鹸で、洗浄時にこの泡がウイルスの細胞を封じ込めて、水ですすぐことで分散してくれます。
ウイルスから守ってくれる洗面所のお助けアイテムとして重宝します。

⑨赤ちゃんの衣類にも

赤ちゃんのお肌は大人と比べてお肌の角層も薄く、皮脂の量も少ないのでバリア機能が低く、かゆみや赤み、かぶれなどを引き起こしやすいとっても敏感なもの。
直接赤ちゃんのお肌に触れるものだから、赤ちゃんの衣類の洗濯にも特に気を付けたいですよね。
マルセイユ石鹼は洗浄力があるので、食事の食べこぼしで汚れるスタイや、日頃から良く使い、汗を吸う下着などの衣類を清潔に洗うことができ、赤ちゃんにも安心して使えます。

⑩ゴールドアクセサリーのお手入れに

ぬるま湯に、細かく刻んだ(すりおろしてもOK)マルセイユ石鹸を溶かし、アクセサリーを数分浸しておきます。その後、水ですすいでから乾かすと、ゴールドがぴかぴかに!
ゴールド本来の輝きを取り戻すことができます。

⑪虫よけとして

クローゼットに置いたり、小さく切ってサシェの中に入れて忍ばせておくと、虫よけにもなります。
また、ガーデニングや野菜作りをしている場所には、マルセイユ石鹸を植物のそばに置いてみると、天然の防虫剤としても活躍します。

⑫地球環境に優しい

使用後の洗浄水は、自然に分解される海に流れても安心なものなので、地球環境にも貢献します。
天然素材を使用して作られたマルセイユ石鹼は、合成界面活性剤や、化学添加物が入っていないので、環境への負担も少なく、地球環境に配慮した生活をされている方にぴったりの石鹸です。

このようにマルセイユ石鹼はとても万能で、この石鹸1つでいろいろな使い方ができ、お肌が敏感な方、環境への関心が高い方、また、必要最低限の持ち物で生活をしているミニマリストの暮らしのお供としても、いちおしのアイテムです。
まだ使用したことがない、という方は是非一度、このフランス産まれのマルチなマルセイユ石鹸をお試しください!! 1家に1つの必須アイテム、またご自身用以外に、プレゼントにもおすすめです。

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