テーブルクロスの耐熱性能を徹底解説!熱ダメージから守るアイデアを紹介

テーブルクロスの耐熱性能を徹底解説!熱ダメージから守るアイデアを紹介

テーブルクロスの耐熱性能を素材別に解説。テーブルクロスのおもな素材であるPVC、布、ポリウレタンの耐熱温度の違いや、鍋敷き、トルション、耐熱マットを使った熱防止策をご紹介します。熱い鍋料理やグラタンなどを安心して楽しみたい方必見です。

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「熱い鍋を置いたらテーブルクロスが溶けてしまった」という経験はありませんか?
テーブルクロスの耐熱性能は塩化ビニル樹脂製(ビニール製)なら約60~80℃、布製なら約150℃と素材によって大きく異なります。
素材の特性や使い方を知らないと、お気に入りのテーブルクロスを傷めてしまうかもしれません。

そこで本記事では、素材別の耐熱温度と、熱ダメージを防ぐ実践的なアイデアをご紹介します。

テーブルやテーブルクロスの損傷を気にせず、熱々の鍋料理やグラタンを楽しみたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

1. テーブルクロスの耐熱性能と熱から守る使い方

参考:鍋敷き(トラディション )

テーブルクロスは、軽度の熱からテーブルを守る効果はありますが、一般的に耐熱性能は高くありません。
そのため、鍋やグラタン皿など高温の調理器具をテーブルクロスに直接置くのは避けるべきです。

日常の食卓で、テーブルの上に置く可能性のあるものとその温度を見ていきましょう。

  • できたての鍋底:約150~200℃

  • オーブンで焼きたてのグラタン皿:約180℃

上記のような高温のものを長時間接触させると、テーブルクロスが溶けたり焦げたりするだけでなく、テーブル本体が熱により変形や変色する可能性があります。
高温の調理器具からテーブルを守るためには、テーブルクロスのみに頼らず、鍋敷きや専用マットを併用するのが必須です。

フランスでは、テーブルクロス+マット+トルション(厚手のリネンクロス)で食卓を整える習慣があります。
テーブルクロスにほかのアイテムを重ね使いして、機能性と美しさを両立させるのもひとつの方法です。

関連記事:テーブルクロスとは?使用するメリットやフランス式の敷き方、選び方を解説

2. 【素材別】テーブルクロスの耐熱性能

テーブルクロスは素材ごとに耐熱温度や見た目、使い勝手が大きく異なります。
ここでは、代表的な3種類の素材についてご紹介します。

  • 塩化ビニル樹脂(PVC)のテーブルクロス

  • 布製(綿や麻など)のテーブルクロス

  • PU(ポリウレタン)のテーブルクロス

それぞれの特徴を知って、テーブルクロス選びの参考にしてください。

2-1. 塩化ビニル樹脂(PVC)のテーブルクロスは約60~80℃

塩化ビニル樹脂(PVC)(ビニール製)のテーブルクロスは、一般的に耐熱温度が約60~80℃程度です。

お湯を入れた急須などは置いても問題ありませんが、高温のものを直接置くと溶けたり変形したりすることがあります。

水や汚れに強く、さっと拭くだけで清潔を保てるため、日常使いでのお手入れが楽な点が魅力です。

小さなお子様がいる家庭、熱い鍋などをテーブルに置くことがない家庭、ダイニングを清潔に保ちたい人によいでしょう。

2-2. 布製(綿や麻など)のテーブルクロスは約150℃

布製(綿や麻など)のテーブルクロスは、耐熱温度が約150℃以上といわれています。
しかし、長時間高温にさらすと焦げ跡やしみになる可能性があるため、鍋敷きやトルションとの併用がおすすめです。

布製のテーブルクロスはナチュラルで柔らかい雰囲気が魅力で、合わせる小物類次第でテーブルコーディネートの幅が広がります。
おしゃれさや暖かみを重視する方、フランス家庭のように重ね使いを楽しみたい方にぴったりです。

また、当店で扱っているテーブルクロスも、綿100%の柔らかな雰囲気が特徴です。
鍋敷きやトルションとトータルでコーディネートできるため、デザイン性を重視したい方はぜひ一度ご覧ください。

参考:レモンコットンテーブルクロス250

2-3. PU(ポリウレタン)のテーブルクロスは約80℃

PU(ポリウレタン)のテーブルクロスは、耐熱温度が約80℃です。

汚れに強く、お手入れが比較的簡単にできます。
革のような質感のものもあり、高級感やモダンな雰囲気を演出できるでしょう。

スタイリッシュなインテリアが好きな方、手軽に手入れしたい方におすすめです。

関連記事:【テーブルクロスの選び方】フランス製の特徴・種類・季節ごとのおすすめを紹介

3. 熱からテーブルクロスを守るアイデア

テーブルクロスの耐熱性能を把握したら、次に実践的な熱対策を知っておきましょう。
ここでは、3つの効果的な方法をご紹介します。

3-1. 鍋敷きで熱ダメージを防ぐ

テーブルクロスだけでは、高温の鍋やグラタン皿を置くときに対応しきれないことがあるため、鍋敷きを併用してダメージを防ぎましょう。

テーブルクロスの耐熱温度は60~150℃程度であるのに対し、鍋や焼きたての皿は150~200℃になるため、直接置くとクロスやテーブルを傷めてしまう可能性があります。

鍋敷きは、金属製やシリコン製、木製など種類が豊富です。
中でも当店で扱っている布製の鍋敷きは、テーブルや調理器具を傷めません。
美しくデザイン性も高いため、テーブルコーディネートの一部として活用できます。

参考:鍋敷き(レモン)

3-2. 厚手のトルションを敷く

トルションは、フランスで昔から食器拭きやナフキンとして使われています。鍋敷き代わりにも使える優れもので、1つ持っているとさまざまなシーンで活躍するでしょう。
熱対策とデザイン性を両立できる、フランス家庭では定番のアイテムです。

畳んだトルションの上に鍋やグラタン皿などの調理器具を置くだけで熱対策ができます。
テーブルクロスとダブル使いすることで、両方の損傷を最小限に抑えられるでしょう。

関連記事:トルションの使い方

3-3. テーブルクロスの上に耐熱マットを重ねる

広範囲を保護したい場合は、テーブルクロスの上に耐熱マットを重ねるのもひとつの手段です。
テーブル全体に敷く大型のものや、ミニサイズなど多様なラインナップがあります。

シリコン製のものなら耐熱温度は150℃以上になり、熱対策として優秀です。
ただし、グレーやベージュなどのものが多く、デザイン性を重視する場合は選びにくいかもしれません。

塩化ビニル樹脂製の耐熱マットは、透明のものが多くインテリアの邪魔をしないのが魅力です。
しかし、耐熱温度は80℃ほどで熱い鍋などには対応できないため、鍋敷きなどと併用しましょう。

4. まとめ

テーブルクロスの耐熱性能は素材によって大きく異なります。

  • 塩化ビニル樹脂(PVC):約60~80℃

  • 布製(綿や麻など):約150℃

  • PU(ポリウレタン):約80℃

いずれの素材も、高温の調理器具などを直接テーブルクロスに置くのは避けましょう。
鍋敷きやトルション、耐熱マットを併用することで、テーブルとクロスの両方を熱ダメージから守れます。

フランス家庭のように、機能性と美しさが両立できる重ね使いを楽しんでみてください。