テーブルクロスは、テーブルの傷や汚れを防げる実用的なアイテムです。
日本ではインテリア目的に使用されることが多いですが、フランスでは日常的にテーブルクロスを敷く文化があり、季節や用途に分けて複数枚使い分けています。
フランスの食卓のように優雅な印象を演出するためには、テーブルクロスの選び方がとても大切です。
本記事では、テーブルクロスを使用するメリットや、フランスらしいおしゃれな食卓にするためのポイントを紹介します。
フランスの文化が好きな方、日常の食卓に特別感を演出したい方は参考にしてください。
1. テーブルクロスとは?フランスでは必需品
テーブルクロスとは、名前の通り「テーブルにかける布」です。
色やデザインが豊富で、インテリアの一部としても親しまれています。
ここでは、テーブルクロスが誕生した理由やメリットをご紹介します。
1-1. テーブルクロスの歴史|フランスでは必需品だった
テーブルクロスの正確な起源は不明ですが、フランスをはじめとするヨーロッパでは8世紀頃から使用されていたといわれています。
当時はフォークなどがなく、手で直接料理をつかんでいたため、食事中に汚れた手や口を拭く目的で使われていたと考えられています。
1-2. テーブルクロスを使用するメリット
テーブルクロスを使用するメリットは以下の3つです。
・テーブルにカトラリーを置く際の音を防げる
・テーブル自体の汚れや傷を防ぐ
・滑り止めになる
テーブルクロスは、カトラリーを置いたときの音を軽減したり、テーブルの汚れや傷を軽減したりするほか、滑り止めの役割も果たしています。
2. テーブルクロスのおしゃれな敷き方|フランス式テーブルセッティング
フランスの食卓では、テーブルクロスを必ず敷きます。
また、ホームパーティーではセッティングも怠りません。
本章では、フランス式テーブルセッティングをご紹介します。
2-1. フランス式テーブルクロスの敷き方
フランスでは、テーブルクロスを敷く前に「アンダークロス」を敷く場合があります。
アンダークロスにも滑り止めの役割があるため、テーブルクロスが使用中にずれるストレスを軽減することが目的です。
アンダークロスを敷いたら、テーブルの形やサイズ感にあわせてテーブルクロスを敷きます。
テーブルクロスを敷く際は、垂れる長さを左右対象にすると見栄えがきれいに仕上がります。
また、フランスではテーブルクロスを敷くことが当たり前であるため、日常と特別な日で分けて準備している家庭もあるようです。
2-2. フランス食卓のテーブルセッティング
フランスでは、お祝いごとなどでテーブルセッティングを行う際に、以下のカトラリーを準備します。
・お皿
・フォーク
・ナイフ
・コーヒースプーン
・グラス
・ナフキン
カトラリーは事前に準備することもあれば、ゲストへのサプライズを込めて到着後に準備するケースもあります。
また、テーブルクロスの代わりに「ランチョンマット」を使用するケースも見られ、こちらも食器やカトラリーの音を軽減する効果が期待できます。
関連記事:「ランチョンマットとは」
3. フランス雑貨好き必見!テーブルクロスの選び方
テーブルクロス選びに失敗しないためのポイントを3つご紹介します。
それぞれのポイントを意識して、自宅のテーブルをおしゃれに演出しましょう。
関連記事:【テーブルクロスの選び方】フランス製の特徴・種類・季節ごとのおすすめを紹介
3-1. テーブルより大きめのテーブルクロスを選ぶ
フランスの食卓らしい雰囲気にしたいときは、テーブルよりも大きめのテーブルクロスを選ぶのがおすすめです。
たとえば円卓の場合、テーブルの直径に40~60cmほど足すと垂れる長さが約20~30cmで、ちょうどよい長さになります。
また、垂れる長さが短いほどカジュアルな印象になるため、優雅さを重視したい方は、さらに大きめのテーブルクロスを選ぶとよいでしょう。
3-2. 時期や用途に合った素材を選ぶ
テーブルクロスはさまざまな素材で販売されています。
使用する時期や用途にあわせて選ぶことで、季節感が演出できたりお手入れが簡単になったりするでしょう。
テーブルクロスの主な素材は以下の通りです。
・コットン(綿)
・リネン
・ポリエステル
・シルク
たとえば日常使いしたい場合は、コットンやポリエステルがおすすめです。
なかには撥水加工済みのテーブルクロスもあり、汚れや水分をはじきやすく、すぐに拭き取ればシミなども防げるでしょう。
また、パーティーやお祝いごとで使用したい場合は、厚手のコットン生地などもおすすめです。
たとえば、ジャガード織のテーブルクロスは、独自の織り方により模様が立体的で高級感があります。
素材によって手入れの方法が異なるため、事前に確認しておくことも大切です。
目的や季節にあわせて、テーブルクロスの素材を選びコーディネートを楽しみましょう。
3-3. 部屋の雰囲気にあう色・デザインを選ぶ
テーブルクロスはお部屋の雰囲気にあわせて選ぶと、よりおしゃれな印象になります。
色鮮やかなデザインからシンプルで洗練されたものまであるため、好みのテーブルクロスを探してみてください。
例えば、フランスのプロヴァンスでは、レモン・ラベンダー・オリーブなど、自然豊かなデザインを施したテーブルクロスが人気です。
本場で人気のデザインの中から、自宅にあったテーブルクロスを選んで敷くと、フランスの食卓らしい雰囲気を楽しめるでしょう。
4. まとめ|テーブルクロスはフランスの暮らしに一歩近づくアイテム
フランスにおいてテーブルクロスは、インテリア性を高める目的のみではなく、テーブルを傷や汚れから守ったり、カトラリーなどの音による不快感を軽減したりするためなどに使われる、実用的なアイテムです。
弊社では、南フランスを中心とした、本場のテーブルクロスを多数ご用意しております。
本場のテーブルクロスを取り入れると、日々の食卓が少し特別感のある時間になるため、ぜひ好みのデザインや素材を見つけてみてください。