ランチョンマットは、食卓を華やかに彩るアイテムです。
パリのカフェではコーヒーカップの下に、南仏の家では木の温もりを感じるテーブルの上に、さりげなく敷かれています。
日本では「特別な日」や「おもてなし」のために使うイメージが強いランチョンマットですが、フランスではもっと自由に、日常の一部として取り入れられています。
この記事では、フランス流のおしゃれな使い方や食卓を素敵に整えるポイントをご紹介します。
いつもの食卓を、パリのカフェのように演出してみませんか?
1. ランチョンマット(プレースマット)とは?フランス雑貨好きなら知っておきたい基礎知識
ランチョンマットは正式には「プレースマット」と呼ばれている敷物です。
ここではフランス雑貨好きなら知っておきたい基礎知識として、ランチョンマット(プレースマット)について解説します。
以下の記事では、ランチョンマットの選び方やおすすめの商品をご紹介しています。
参考:ランチョンマットでライフスタイルを格上げ!インテリア好き必見、ランチョンマットの選び方のコツとおすすめ
1-1. 「ランチョン」の意味とは?
「ランチョン」は英語の「Luncheon」に由来し、フォーマルな昼食会を指したり、「ランチョンミート」などの言葉にも使われたりします
一方、「ランチョンマット」は和製英語で、正式名称は「プレースマット」です。
ランチョンマットには、一人分の食器をのせ、テーブルを汚れや傷から守る役割があります。
フランスでは実用性だけでなく、食卓を美しく演出するアイテムとしても親しまれています。
1-2. ランチョンマットとテーブルクロスの違い|どう使い分ける?
欧米では食卓にランチョンマットやテーブルクロスを敷く習慣があり、フォーマルな場面ではテーブルクロス、カジュアルな場面ではランチョンマットを使うのが一般的です。
テーブルクロスは統一感とエレガントさを演出できるのに対し、ランチョンマットは食卓のアクセントとして気軽に使えます。
手入れの手軽さやコストを重視したい場合は、実用性の高いランチョンマットがおすすめです。
シーンや好みに合わせて、ランチョンマットとテーブルクロスを使い分けるとよいでしょう。
参考:「テーブルクロスとは」
2. フランス流ランチョンマットの使い方
ランチョンマットはフランスの食卓に欠かせないアイテムです。
シーン別に使い分けたり、相性のよいアイテムを取り入れたりすると、よりおしゃれで実用的なコーディネートが楽しめます。
ここでは、ランチョンマットの活用法と、組み合わせて使いたいアイテムをご紹介します。
2-1. シーン別|フランスの食卓での活用法
フランスの家庭では、シーンに応じてランチョンマットを使い分けます。
普段のディナーではテーブルクロスを使わず、ランチョンマットにプレートやパンを直接置くのが一般的です。
運ばれてきた大皿から料理を取り分け、1枚のプレートで食事を楽しむ、シンプルで実用的なスタイルが日常的に取り入れられています。
引用:フランス雑貨 メゾン・ド・プロヴァンス/プレイスマット(エンジョイ)
価格:1,430円
おもてなしの際は、テーブルクロスとランチョンマットを組み合わせ、花やキャンドルを添えて上品に演出します。
フォーマルになりすぎず、リラックスした雰囲気でゲストを迎えられるアイデアです。
引用:フランス雑貨 メゾン・ド・プロヴァンス/モーリアランチョンマット
価格:2,640円
シーンに合わせた使い方を取り入れることで、フランス流のおしゃれな食卓を手軽に楽しめるでしょう。
2-2. ランチョンマットと組み合わせたいアイテム
ランチョンマットを単体で使うだけでもおしゃれですが、ほかのアイテムと組み合わせることで、より洗練された雰囲気になります。
たとえば、テーブルクロスとランチョンマットを組み合わせると上品な印象を与えます。
ランナーをプラスすると、高級感や特別感が伝わる空間を演出できるでしょう。
また、トルション(キッチンクロス)やナプキンを添えることでフレンチスタイルが際立ち、おしゃれな印象を与えてくれます。
以下の記事では、洗練されたデザインで食卓を彩るフランス製のテーブルクロスの特徴や選び方についてご紹介しています。
参考:【テーブルクロスの選び方】フランス製の特徴・種類・季節ごとのおすすめを紹介
3. 素材で選ぶ!フランス雑貨好きにおすすめのランチョンマット
食卓を彩るランチョンマットは、素材選びで雰囲気が大きく変わります。
ここでは、フランス雑貨好きの方におすすめのランチョンマットを、素材ごとの特徴や魅力とともにご紹介します。
3-1. ファブリック(布)
布製のランチョンマットは、リネン(麻)やコットンなど種類が豊富で、収納のしやすさが魅力です。
シミや汚れがついても丸洗いでき、清潔に保てます。
特にリネンはシミ抜きしやすく、テーブルクロスにもよく使われる素材です。
また、厚手なら洗濯後のアイロンが不要、撥水加工ならお手入れも簡単にできます。
布製のランチョンマットは、織り方にもこだわると理想の一枚が見つかります。
なかでも「ジャガード織」は、繊細な模様と高級感が魅力です。
ジャガード織について詳しく知りたい方は、こちらの記事をご覧ください。
参考:「ジャガードとは」
3-2. ビニール・樹脂・合成素材
ビニールや樹脂製のランチョンマットは、お手入れが簡単で子どもがいる家庭など、毎日忙しい方におすすめです。
シリコン製は防水性が高く食器が滑りにくいうえに、耐熱性にも優れています。
傷がつきにくく、デザインも豊富でインテリアになじみやすいでしょう。
3-3. 天然素材
天然素材のランチョンマットは、ナチュラルな風合いが魅力です。
木製や竹製は和洋どちらにもなじみ、季節感を演出できます。
汚れは拭くだけで落ちますが、放置すると色移りやカビの原因になるため注意が必要です。
4. ランチョンマットを取り入れてフランス流の食卓を楽しもう
ランチョンマットを取り入れるだけで、毎日の食卓がフランスらしい洗練された空間に変わります。
ナチュラルなリネンや彩り豊かなデザインを選べば、南フランスのカフェやプロヴァンスの家庭のような雰囲気が広がるでしょう。
フランス雑貨「メゾン・ド・プロヴァンス」 では、南フランスを中心とした本場の商品を取りそろえています。
ここでしか手に入らない特別なランチョンマットを見つけて、フランス流のテーブルコーディネートを楽しんでみてください。